
三位一体(さんみいったい)って?
なんじゃらほい?! ってなものですが簡単に。
カトリックや聖公会ではこれを祈祷文の中で「父と子と聖霊の皆において(よりて)」と唱えます。
(他の宗派はわからんです。すみません。多分似たような言葉唱えてるハズ)
あくまでそれぞれが独立していながら、それぞれが一つなのです。
わけわからん! わからんので、そういうもんなんだ、って思っていてください。
宗教画に鳩がいたら、それは聖霊、つまり神を示していると思ってOKです。
旧約聖書と新約聖書の違い
では「約」とはなにか、というと「契約・約束」なんです。
つまり、旧約聖書というのは、新約聖書の前に翻訳されたもの、という意味ではなく、旧い契約・約束、ということですね。ただし、この旧約聖書という言い方はキリスト教のものでユダヤ教ではそう言いません。
何故か。
そもそもこの契約・約束は誰との契約・約束かといえば、神様となんです。
神様との旧い契約・約束=旧約聖書
神様との新しい契約・約束=新約聖書
新しい契約とはイエスが現れて交わしたものですね。
なので、キリスト教の言い方なのです。
因みに、同じアブラハムの宗教となる「イスラム教」は同じヤハウェの神を信仰しますが、キリスト教がイエスという「子」を神とし三位一体とした教義を打ち立てたことに対し「イエスは預言者である」という立場を持っています。
イスラム教の開祖ムハンマドも預言者(最後にして最高の預言者)としあくまで神は一柱としています。
ユダヤ教「神様は私たちをお救いくださると契約されました。この聖書にあります( ー`дー´)キリッ
とても厳しい神ですので、きちんと、神が与え給うた律法を守らねばなりません」
キリスト教「神様は、きちんと神様を敬えば救ってくださる、と新しく契約をくださいました。
その証に子なる神を使わして下さり、贖罪の子羊となさいました。信じる者は救われるヨ」
イスラム教「いやいやいやいや、神様はお一人だけだし、イエスは預言者なのに
神様の言葉を少し曲解しちゃったね。改めて厳しい教えと契約を最後の預言者に託されたよ」
という感じです。
預言と予言の違い
これは明確に分けないといけません。
預言、これは神様の言葉を託されているということです。
なので、モーセであったりノアやソロモン、ダビデなどもそうです。
そしてイエス、イスラム教であればムハンマドも該当します。
神様から言葉を預かるから預言なのですね。
一方予言とは。
未来のことを予め宣言することです。
神様からの言葉を預かるわけではないので、予め述べるという意味で「予言」となります。
聖歌と讃美歌、ミサは何が違うの?
宗派によってちょいちょい名称が変わるところがなじみが薄い分混乱するところですね。
と言うわけで、一番わかりやすい部分をご紹介です。
ミサ
良く、キリスト教の礼拝をミサと呼ぶと思われがちですが、一般的には通常の祈りは礼拝(ほとんどの宗派に於いて)または典礼(カトリック)奉神礼(正教会)と呼びます。
カトリックのミサに相当するのが、聖公会(英国国教会)とプロテスタントでは「聖餐式」です。正教会は「聖体礼儀」と言います。
聖歌と讃美歌
簡単です。結婚式で讃美歌、と使っているからです。
日本の結婚式で行われるキリスト教式結婚式は、基本的に(信徒が行うものや教会で行われるもの以外は)
カトリックとプロテスタントの両方から華々しく見える部分を参考に再構築しています。
※正教会では現在も楽器の伴奏が禁止されており、無伴奏聖歌(アカペラ)が基本。
広義に於いては、讃美歌も聖歌に含まれます。
カトリックと聖公会は類似(または共通)の聖歌も多いですが(ただし付与されている番号は異なる)讃美歌とは内容が異なることが多いです。
因みに、ゴスペルは主にアメリカ系プロテスタント教会の宗教曲が元になっているもので、黒人系と白人系があります。
奴隷制度の苦境の中で生まれた音楽です。