
日本にも普及して久しくなったLCC(ローコストキャリア)ですが、ヨーロッパでもバリバリ活躍しています(そもそも向こうから入ってきた文化ですものね)。
いろいろありますが、今回はイギリスに本社を置くeasyJet(イージージェット)をご紹介。
個人的に、この会社が私が好きだというだけなんですけどね。他の外国のLCCよりも使い勝手が良いです。
もくじ
先ずは行き先を決めよう!
すでにどこに行くかを決めている人も、そうじゃない人も、この工程を入れるとイメージがうんとつきやすくなります。
たくさんある空港の、どこの空港からどこの都市にeasyJetが飛んでいるかを確認する工程です。
どこに就航しているかをチェックする方法
easyJetのサイトで「Flight info」の上にマウスを持っていきます。そうするとズルズルっと下記のような表示がでるので「Where we fly」を選んでクリックしてください。
そうすると、ババーン!
地図がでます! easyJetが飛んでいる空港の一覧が表示されました。ひゅ~~!
正直、空港名だけ言われてもどこの国かわからないし、どこの国(都市)かわかったところで、位置関係がいまいちわからないのが、ヨーロッパっていうものです。(私だけ?)
どこに行くかを見当付けてみるには
こうやって画面で見られるのはありがたいですね~。右上の+印を推すと、クローズアップしていきます。
ズンズンズーーーン!
その時に行く予定の場所や、出発のエリアに寄せてアップしていきましょう。
今回はロンドンのサウスエンド空港からどこかに行くという設定ですすめていきます。なので、イギリス辺りをクローズアップ(現代)!
おっと、こうするとロンドンの近くにオレンジの●がたくさんでてきましたね。
このオレンジの●が就航している空港になります。
今回、私はロンドン・サウスエンド空港からどこかに行こうかと思っているので、そこをポチ。
「SEN」という3コード(空港の略称だと思ってください)が表示されました。
逆に、もし行きたい場所が決まっていたら、その空港をクリックすると、イギリスのどこの空港からその空港に飛んでいるかを知ることができます。
どっちを先に決めるか、というところですね。
アムステルダムに飛んでいるので、今回はアムステルダムに行ってみようかな、と思いました。「AMS」というのがアムステルダム・スキポール空港の3コードですね。クリックすると図のように「Amsterdam(AMS)」と表示されます。
よっし! クリッククリック!
いつが安いかをチェックしよう!
飛び先をクリックすると下の画面が出ます。
若干画像が被ってますが、飛び出した枠の左下側にある「TIMETABLE」というのをクリックしてください。
画面が切り替わります。左側に出発の空港が入っているか、そして人数が何人かを確認します。デフォルトは2になっているので、一人旅なら「1」としましょう。
棒グラフは金額の平均です。これで見ると、3月~10月まであまり金額に差がありませんね。3月が少し安いくらいかな?11月以降出ていないのは、まだ発売していないからですね。
今回行くのは4月(という設定)なので、そこをクリック。
クリックすると、オレンジ色になりさらに下に日付入りの棒グラフが出ます。これで安そうな日を選びます。
旅行に行っている期間が例えば4/3~4/14の場合を考えます。
帰国がアムステルダムからの場合は、4/14にはアムステルダムにいないといけないので、14辺りを見てみます。
すると、12日は低いけど、13日は高いですね。じゃあ12日にアムステルダムに入って、二泊してアムステルダムを満喫する? みたいに考えられます。
帰国もロンドンからなら、行って帰って来ないといけないので、その分の日程を考えて安そうな日を選びます。4/6~8あたりがお安いですね。
こんな風に日にちを選んでいきます。
今回私は帰国をアムステルダムにすると仮定します。
となると、12日の時間を見てみようかな? そうなります。そこで12日をクリック!
そうすると、今度はその日のフライト時間が表示されます。ででーん!
左側と右側で値段が違いますね。
14:40の下に16:45とありますが、これは14:40ロンドン発、16:45アムステル着(時差込み)ということです。右側の方が安いのは、到着の時間が遅いからですね。
ついに! easyJetでチケットを予約する方法
基本運賃をチェック
では、今回は14:40ロンドン発のチケットを取ってみましょう。14:40の棒グラフをクリックします。
画面右側に上図のようなものがデレーンと出てきます。
Departing(出発)の日時が間違っていないか、Arriving(到着)が自分の勘違いになっていないかを確認しましょう。
OKだったらその下。人数のところです。大人が一人であれば左端の「Adult」を「1」にしてください。16歳以下のお子さんがいる場合はその隣。2歳未満のお子さんは右端です。
設定がOKになったら「CONTINUE」をクリック。CONTINUEとは続ける、という意味です。
すると金額の確認画面が出てきます。£33.99ですね。1ポンド140円とすると約4758円です。安い!
因みにチケットは買うタイミングで金額が変わります。レートと、フライトまでの期間(基本は早めの方が安い)でお得なタイミングをチェックしましょう。
夜は£20.99か。これもなかなかですな。
OKだったら画面右側の「CONTINUE」、行っちゃいましょう!
※CONTINUEの下の画像は広告なので、その時々で変わります。
オプションをチェックしていこう
基本的なチケットの金額を確認したら、次々に現れるのはオプションです。
LCCは基本料金が安いものに、どんどんオプションをのせていくと、気付いたらお高くなっているパティーンなので、注意が必要です。
先ずは、座席。
こういうLCCは、列に並んだ順に搭乗して、空いている座席に座っていきます。(場合によってはチェックインした時に勝手に割り当てられることもあります)
ただ、どうしても窓際を取りたい、とか足元が広い場所に座りたいとかだと、事前に予約をします。
上を見ていただくとわかりますが、前方が高かったりしますよね。
自分にとってその予約が必要かどうかを考えてみるようにしてください。
必要ならここで、好きな座席をクリックすると、右側(Basket)に金額がオンされます。
続いては荷物です。
easyJetでは、手荷物は1つまでです。通常のキャリアのように、ハンドバッグと~コートと~キャリーバッグで1つ~ということはありません。全部で1つです。ご注意ください。
ただし、easyJetは手荷物持ち込み(=Cabin bag)の重量制限はありません。ヤッタネ! サイズは上の表右下の56*45*25です。
そして預入荷物は全て有料です。
当日も追加料金でお願いできますが、バカみたいに高くなるので、チケット予約の際にその分を購入しておきましょう。
もし預け入れがないならば、ここはこのままスルーでOKです。
ここで進むと本当に持ち込み手荷物だけでいいの? と聞かれます。
もし飛び先から日本に帰る場合、おそらくキャリーバッグがあるので、「Chose Hold Luggage」をクリックして一つ前に戻りましょう。
手荷物だけの身軽な旅行であれば「Accept&Contenue」をクリック。
しつこいです。今度はレンタカーとかどうよ? って聞いてきます。
イラン!
Skipをクリックしましょう。
食事はどう?
こんなことも聞いてきます。2~3時間のフライトで食事はいらないですわ。(羽田から新千歳、羽田から那覇に行くくらいのイメージですね)
どんどん無視してSkipです。
は~~~やったね。やっとここまでたどり着いた。
ここでアカウント作成です。
この時点では皆さんたぶんアカウントを持っていないので下の「I am a new customer」を選んでください。
もしすでに会員だったら、上側です。
書かれているものに従って入力していったらOKです!
アカウント情報の入力項目は?
下記に一覧表にしましたので、見比べながら入力してください。
例を挙げておきます。
〒150-0000 東京都目黒区目黒100-90-2 サンハイツ102 山中 里子
Title | 男性:Mr. 女性:Ms | Ms |
First Name | 下の名前 | Satoko |
Surname(s) | 苗字 | Yamanaka |
Address | 住所 | 102 SunHeights |
Address(Continued) | 住所の続き | 100-90-2 Meguro |
Town/city | 町 / 街 | Meguro-ku / Tokyo |
Postcode/Zip | 郵便番号 | 150-0000 |
Country | 国 | Japan |
Mobile Telephone | 携帯電話番号 | 携帯電話がない場合、「I don’t have a mobile phone」にチェックを入れると下記が表示されます。 |
I don’t have a mobile phone | 携帯電話以外 | +81(国番号/日本)を頭につけてあたまの「0」を取った番号を入れます。 (+819078945612、みたいな感じです。これは090-7894-5612の場合) |
My email address is | Eメールアドレス | |
Confirm your email address | Eメールアドレス(確認) | 確認のため、Eメールアドレスを再入力。 |
Your password | パスワード | 半角6~20文字。記号#&+やスペースはNG。 |
Confirm your password | パスワード(確認) | 入力したパスワードを再入力。 |
easyJet Plus membership number (Optional) | イージージェット・プラス会員番号(オプション) | もしイージージェット・プラス会員の場合は番号を入力します。 |
搭乗者情報を登録しよう!
今度は搭乗者の情報を登録する必要があります。
とはいっても
- 搭乗者のMr/Ms・名前・苗字・年齢を入力
- フライトの目的を以下より選択する
- ビジネス(仕事)
- レジャー(観光)
- 友人や家族を訪問
- 他のフライトへの接続
- 下記を確認したらチェックを付ける
- 利用者が18歳以上
- 利用規約
ここまでできたら「Continue」をクリック!
支払いはクレジットカードかデビットカードです
使えるカードは以下の通りです。
- Master Card
- Visa Card
- American Express
- Diners Club
- カード番号、有効期限、セキュリティコード、名義(カード券面に記載された通り)入力
この時、使用するカードが海外利用の制限がかかっていないかを確認しておきましょう。
また、クレジットカードの場合、累積の金額で決済上限にひっかかることがありますので、ご注意を。 - フライト情報や値段に誤りがないか確認
ここまで終えたら「Pay now」をクリック!
カード決済に進みます。
決済が完了したら、登録したメールアドレスに、予約確認メールが届きますので、ご確認ください!
予約が確定したらやること
購入確定するとメールが届きます。
その中に下記のような文面がありますので、ご確認ください。
先ずはパスポートを手元に用意してください。
- パスポート情報の入力
- これは、フライトの60日前からできるようになります。
- 早くに購入した場合、忘れないようにしましょう。
- チェックイン
- これは、フライトの30日前からできます。
- 必ず事前に行っておきましょう。
- ボーディングパスの入手
- 搭乗には必ず必要になります。
- 印刷をして荷物に入れておきましょう。
- アプリもありますのでご活用ください(私は不安なのでアプリの他に念のために印刷もしておいています)
easyJet以外にも海外の航空券を自分で調べるときに知っていると便利な言葉
日本語サイトがあれば良いのですが、そうもいかない場合、googleクロームの自動翻訳機能を使うことは有用です。
ただ、自動翻訳機能を介すると、正常にカレンダー機能が動かないなどのトラブルが生まれることも。
(ナショナルレイルのサイトはそうだったりする)
なので、最低限の単語を理解しておくと便利です。
下記に表にしたのでチェックしてみてください!
One way | 片道 | 往復チケットではない場合はコチラ |
From | 出発地 | |
To | 到着地 | |
Departing… | 往路出発日 | |
Return… | 復路出発日 | ※片道チケットの場合は表示されません。 |
Adults(N+) | 大人人数 | (N歳以上) |
Children(n-N) | 子供人数 | (n~N歳) |
Infants(+N) | 幼児人数 | (N歳未満) |
easyJetは結局便利なの? 使いやすいの? 注意点は?
快適さはどうなんだろう
LCCなので、フラッグキャリアなどのような快適さはありません。
また、日本を就航しているLCCよりも若干雑なところはあります。
ただそれは、安さに対する相応のサービスだと割り切っているからです。どれだけ安くても、空の安全を守る規定は同じです。
CAさんはサービスを提供する方ではなく(勿論そうした側面もありますが)、飛行場の安全を守るためにいる方々であるという認識をもっていると、不必要な期待値をあげることはないでしょう。
とは言え、椅子がおんぼろであるとか、そういうことはありません。
また、座席は狭いですが日本人であればそこまで窮屈さを感じることはないのではないでしょうか。
こればっかりは個々人の体のサイズによるところなので何ともいえませんが、ヨーロッパの方々が普通に乗っているものであると考えれば、まあ2~3時間程度は我慢の範疇かと思います。
使いやすさは?
ヨーロッパの多くの都市に就航しているので、ロンドンを起点に他の都市を巡るには最適です。
金額も安いので、例えばロンドン~バルセロナに二泊三日するために利用するなども可能。大きな荷物はロンドンのホテルに預けておけば良いのですから。
チケットはチェックインまでオンラインで済ませられます。
そうした部分でも、最低限の英語力で乗り切ることができるので、ぜひ一度利用してみて下さい。
注意点と言えば……
何よりも荷物です。
とにかく厳しいので、「このぐらい大丈夫だろう」は通用しないと思っておいてください。
心配であれば、事前に多めのキログラムの預け荷物を購入しておくことをお勧めします。
当日の追加は高いですからね……。
荷物が増えがちな方は、旅先にラゲッジスケールなどを持っていくのも悪くないかも。
最後に
私はeasyJetが大好きなので、ぜひ皆さんにもこの便利さを体感していただきたいなと思ってご紹介しました。
ぜひぜひトライしてみてくださいね。